プロパティアクセスは、オブジェクト、配列、文字列などのデータ構造の「要素」を取得・設定するための構文です。
プロパティアクセスの具体的な挙動は、プロパティを提供するコンテナの型によって異なります。
以下はコンテナの型ごとのプロパティアクセスの一例です。
| コンテナの型 | プロパティアクセスの挙動 |
|---|---|
OBJECT |
キーによるプロパティの取得・設定 |
ARRAY |
インデックスによる要素の取得・設定 |
STRING |
インデックスによる文字の取得 |
container.key により、コンテナのプロパティを取得できます。
container.key = value により、コンテナのプロパティを設定できます。
これらの操作は、 container の _._ メソッドおよび _._= メソッドをオーバーライドすることでカスタマイズできます。
$ flc -q '
globalVariableTable := {}
DelegatedObject := {
`_._` : this, key -> globalVariableTable."item_$key"
`_._=`: this, key, value -> globalVariableTable."item_$key" = value
}
delegatedObject := DelegatedObject{}
delegatedObject.a = 100
delegatedObject.b = delegatedObject.a + 23
OUT << "globalVariableTable = $globalVariableTable"
OUT << "delegatedObject = $delegatedObject"
'
# globalVariableTable = {item_a:100;item_b:123}
# delegatedObject = {}